8月が近ずいてきてワクワクしています!
8月にはカナダから日本に3週間くらい帰ることになっているからです♪これから少しずつ準備をして行く予定。家族や友達に1年ぶりに会うのが待てません^^
ここ数年は子どもたちも大きくなってきたので、帰国時は一緒に来たり来なかったり。
子どもたちも小さい頃よく可愛がってもらった祖父母に会いたいのが本音ですが、夏休み中のバイトなど色々と予定が、、、
以前は、私が子ども2人を連れてカナダ東海岸から日本へ。最終目的地まで3本の飛行機を乗り継いで帰ってました。
私たちは以前日本に住んでいたので、夫は8月の猛暑をよく知っています。そしてこの時期の里帰りに全く興味なしです。
日本に帰る準備といえば、大事なのが
ー3人分のパスポートの準備
ー海外旅行保険に入ること
以上の2点。日本ではわたしの実家に帰るため、あとは忘れても何とかなるくらいの感じ。
でも夫なしで子供と日本に帰る時、もう一つ用意しなければならないとても重要な書類があるということを知りました。
もくじ
ハーグ条約 日本女性、母と子だけで日本一時帰国時に必要な書類
わたしの場合ですが、わたしは日本人そして夫はカナダ人。住んでいるのはカナダです。
日本に帰る目的は家族や友達に会うことで、飛行機はカナダ発の日本との往復チケットです。
日本に一時帰国することを話していた時、日本人の友人から夫(子どもの父親)の渡航同意書が必要だと教えてもらいました。
自分でも調べてみるとカナダ出国の時に3種類の書類が必要だとわかりました。
- 子どもの出生証明書
- 夫(子どもの父親)からの渡航同意書
- 夫(子どもの父親)のパスポートのコピー、連絡先
カナダでは子どもの両方の親がカナダ人同士でも、片親だけで子どもを海外に連れ出す場合は同じことが当てはまります。
日本女性、母と子だけで日本一時帰国時に同行しない親の渡航同意書が必要な理由
この理由は、「片親による子どもの誘拐」を防ぐためです。
とても残念ですが、カナダでは2014年の子どもの誘拐のうち約80%が子どもの片親によって連れ去られています。
同行しない親の渡航同意書が必要な理由は、こういった「片親による子どもの誘拐」が国境を超えて行われないようにという防止策なのです。
わたしの場合
子どもとわたしだけで日本に帰る時は、必ず必要書類を準備しています。航空会社のカウンターでチェックインするときにパスポートと一緒に書類を出します。
いつも夫(子どもの父親)が航空会社のカウンターまで付いて来てくれるので、必要以上に質問されたりしたことは今までありません。
知り合いの場合
知り合いは似たような件で大変な目にあったことがあります。知り合いの娘さんが10歳くらいだったころ、サッカーのチームに入っていました。
アメリカでサッカーのトーナメントが週末にありカナダから陸路で出かける事に。
知り合いは金曜日の午後、仕事で大事な会議が入っていたので終わるまで抜けられません。娘さんは同じチームメイトの親の車で一足先に出発しました。
まだ10歳だった知り合いの娘さんとその友達、道中車の中ではしゃいだ後寝てしまったそう。
カナダとアメリカの国境の検査の時、人の声で目が覚めた子どもたち。
国境の検査員が知り合いの娘さんに「どうしてこの車に乗っていて、どこに行くの?」と聞かれ寝ぼけていたこの子の答えは、「I don’t know」でした、、、、
チームメートの親は知り合いの娘さんのパスポートはもちろん預かって来ました。でもきちんと事情を説明する書類がありませんでした。
チームメートの親は「誘拐ではない、事情を説明する、子どもの親に電話する」と頼んでもその場で携帯電話は取り上げられ数時間足止めされ大変でした。
国境をこえる子どもの誘拐には必要以上に厳しいと思った1件でした。
ハーグ条約とは?
子どもの親権をめぐる問題については「ハーグ条約」というのがあります。
国境を越え不法な子どもの連れ去りを防ぐことを目的として、国際的に結ばれている条約です。
現在91の国がこの条約を締約していて、日本も2014年4月に締約国となりました。
カナダの日本大使館のホームページにも「子どもの親権をめぐる問題について」として次のように書かれています。
近年、国際結婚のカップルが増えてきています。そうした流れは、日本とカナダの間でも同様で、当館領事窓口にも国際結婚の届出、日加間のカップルの間に誕生した子どもの出生届のため来訪される方がたくさんいらっしゃいます。
しかしながら、その一方で、結婚生活で困難に直面したそれぞれ国籍の異なる父または母のいずれかが、居住地の法律を顧みることなく、もう一方の親の同意なしに子どもを連れ去り、問題になるケースも発生しています。結婚生活が困難となり、離婚に直面する事態となったとき、子どもをどうするのか、特に将来にわたって子どもの養育と監護をどちらが行うのか、といった問題は常に発生してきます。
今回は、特にカナダに居住される日本の親御さんにとって、子どもとの関係、子どもを連れての移動についてぜひ留意していただきたい点を述べたいと思います。
1.実子誘拐罪の適用
カナダや米国の国内法では、父母のいずれもが親権または監護権を有する場合に、または、離婚後も子どもの親権を共同で保有する場合、一方の親が他方の親の同意を得ずに子どもを連れ去る行為は、重大な犯罪(実子誘拐罪)とされています(注)。
例えば、カナダに住んでいる日本人の親が、他方の親の同意を得ないで子供を日本に一方的に連れて帰ると、たとえ実の親であってもカナダの刑法に違反することとなり、これらの国に再渡航した際に犯罪被疑者として逮捕される場合がありますし、実際に、逮捕されるケースが発生しています。
国際結婚した後に生まれた子どもを日本に連れて帰る際には、こうした事情にも注意する必要があります。
(引用)カナダの日本大使館のホームページより
渡航同意書の書き方とテンプレート
18歳未満の渡航同意書/カナダ用(JALのホームページより)
18歳未満の渡航同意書/カナダ用記入サンプル(JALのホームページより)
18歳未満の渡航同意書/アメリカ用(JALのホームページより)
18歳未満の渡航同意書/アメリカ用記入サンプル(JALのホームページより)
ハーグ条約 日本女性、母と子だけで日本一時帰国時まとめ
せっかくの旅行中に検査などで足止めされるほど焦ったり嫌な思いをすることはありません。
なるべく手続きをスムーズにするために、必要な書類は準備しておくにかぎります。
自分の住んでいる国の大使館や領事館で問い合わせることも可能です。