カナダから日本に帰国するとき。
フライトが直接カナダの都市から日本に入れれば一番簡単。
でも、アメリカ経由で日本に帰ることも時々あります。
その事情というのは、
- カナダからダイレクトで日本でなく、アメリカ経由にすることで飛行機のチケットが安く手に入ることがある。
という訳です。
少しでも安く飛行機のチケットが手に入るというのは一人で旅行しても重要ポイント。
前回はカナダから日本へアメリカ経由で帰りました。
こんなよくある(でもすごく重要な)質問の答え、そしてカナダからアメリカ経由ということでぜひ注意するべき点&手続きの手順を体験談を交えて紹介します。
いくつかのポイントを抑えて事前に流れを頭にいれておけば、カナダ出国もアメリカでの乗り継ぎもスムーズにいくはず!
- カナダから日本 アメリカ経由で帰国時の注意点
- カナダから日本 アメリカ経由で帰国時の手続きの手順
もくじ
カナダから日本 アメリカ経由で帰国時の注意点
カナダからアメリカ経由で日本に帰国する場合、これは外せないという大事な2個の注意点を紹介します。1つ目は忘れたりすると、飛行機に乗れないので特に注意を!
事前にESTA申請必須
今回のわたしのように、アメリカで飛行機を乗り継ぎするだけでもESTA申請は必要です。
アメリカ国内の空港に滞在する時間が、数分だろうとESTA申請は必須!
ESTA申請、そして承認されていないとアメリカ行きの飛行機に乗せてもらえません!
第3国へ渡航する途中で米国を通過する予定ですが、それでもESTA認証が必要になりますか?
はい。VWPを利用してビザなしで米国を通過する場合、ESTA渡航認証が必要です。
ESTA申請はこちらの在日米国大使館・領事館のホームページからできます。
申請料金は$14(アメリカドル)でオンライン申請のためクレジットカードが必要。
5,6年前にESTA申請をした時は、オンラインでほぼ申請と同時に認証されました。それを覚えていたので、今回もすぐに認証されると思い込んでいました。
実はESTA申請は、出発前日でもいいと思っていたくらいでした。(かなり浅はか、、、、)
ところが今回は、申請をしてもすぐには認証されませんでした。
慌てて認証にかかる時間の情報を探し始めると、
「72時間以内には認証されますので、ゆっくりお待ちください。」とのこと。
わたしが申請した時は、カナダ出発(アメリカ入国)まで50時間くらいしかありませんでした。
多分大丈夫だろうと思いながらも、「保留中」という画面を見ながら不安な気持ちでいっぱいになりました。
40分後になってやっと認証(^^) 本当にホッとしました!
遅くても72時間前(3日前)までには必ず申請(ハラハラしなくてすみます!)
空港に最低2時間前には到着
カナダの空港からアメリカ行きの飛行機に乗る場合
- カナダの空港でアメリカの入国手続きをします
「どうしてカナダでアメリカの入国手続き?」とわたしも最初は不思議に思いました。
カナダとアメリカは陸続きの隣国。陸、空路どちらも毎日人の行き来が非常に多いです。
2009年までカナダ人とアメリカ人は、両国間をパスポートなし(身分証明書として免許証携帯のみでOK)で行ったり来たりすることができていました。
カナダ・アメリカ間の協定で、カナダ側でアメリカの入国審査を行うことによりアメリカ側の混雑を和らげるということが目的です。
特に夏・冬休み期間などの混雑する時期は、時間に余裕を持って空港に出かけることをぜひおすすめです!
この時期空港に着いたら、航空会社のカウンターの前やアメリカ入国審査の前に長い列!はよくある話です(-_-;)
前回は6:10AMオタワ発ニューアーク(ニューヨークの近くにある)行きのフライト。
クリスマスシーズンだったので、一応念のため早目に3:50AMくらいに空港に到着しました。
朝すごく早いのできっとガラガラだろうと思って空港に入ると、どこの航空会社のカウンターも人でいっぱい!
アメリカ入国審査も含めて全部の手続きが終わり、ゲートに向かったのは5:10AM過ぎ。空港到着からここまで約1時間20分くらい。
カナダから日本 アメリカ経由で帰国時の手続きの手順
ここからは、空港についてから飛行機に乗るまでの手続きの手順になります。
U.S. Check-in/アメリカ出発カウンターでチェックイン(カナダの空港)
オタワ空港では、
- U.S. Check-in/アメリカ出発
- Domestic and International Check-in/カナダ国内線&国際線出発
と2種類のチェックインカウンターにわかれています。
U.S. Check-in/アメリカ出発で自分の使用する航空会社のカウンターにチェックイン。
チェックイン時に必要な書類
- パスポート
- E‐チケット
航空券を受け取り、預入れ荷物のタグをつけます。
この後、預入れ荷物をもったまま先に進むとそこはスーツケースなどの荷物を預け入れるエリア。
荷物の預け入れも機械で全部行われます。することはベルトコンベヤーの上に自分の荷物をのせるだけ。
係員がそのエリアにいたので、わからないことがあれば質問することもできます。
SECURITY SCREENING/セキュリティチェック(カナダの空港)
ベルトコンベヤーに荷物を預け入れると、そこからセキュリティチェックの列に並びます。
ここでは飛行機に持ち込む手荷物と人をチェック。
- 帽子、ジャケットなどはトレーにおく
- タブレット・ノートパソコン・携帯電話はトレーに出しておく
- アクセサリーや時計など、すべての金属類をトレーにおく
- カナダ・アメリカではたいてい靴もトレーにおく
このカナダ航空保安部によるセキュリティチェックが終わると、次はそのままアメリカ入国審査へと進みます。
U.S. Customs/アメリカ入国審査(カナダの空港)
カナダ側によって行われるセキュリティチェックが終わると、目の前に
「U.S. Customs and Border Protection/アメリカ合衆国税関・国境取締局」
と書かれた部屋が見えてきます。その入口をくぐるとそこはもうアメリカ合衆国。
ここで行われることは、
前回は提出する時に、
「We are going to U.S.A. for only transition. Our final destination is Japan.(私達は飛行機乗り換えのためにアメリカに行きます。旅行の最終目的地は日本です。)」
と事前に説明しました。
②入国審査官の質問に対して返答
質問は本当に簡単に終わりました。
聞かれたことは、
Do you have anything to declare?(何か申告するものはありますか?)
Do you carry lots of cash?(現金をたくさん持ってますか?)
-No, I don’t. (いいえ、ありません)
私達の最終目的地が日本だった?カナダ・アメリカ間の行き来が多く問題もそんなにない?
とにかく質問は、本当にあっという間に終わりました。
一般的にアメリカ入国審査でよく聞かれる質問の例
- What’s the purpose of your visit?(滞在目的は何ですか)
- How long are you planning to stay?(どのくらい滞在する予定ですか)
- Where are you staying?(どこに泊まりますか)
これくらいは聞かれると仮定して答えを準備していった方がいいかもしれません。
もし英語が聞き取れなかった場合は、
I beg your pardon?ともう一度聞きなおします。
質問のあとは、写真撮影と機械による指紋の読み取り。これもあっという間に終了、とても短いアメリカ入国審査です。
アメリカ行きのゲートへ(カナダの空港)
アメリカ入国審査が終わると、あとはアメリカ行きのゲートへ。
そして飛行機搭乗を待つだけ。ここでやっとホッとできます(*´ー`)
お土産屋さんもあるので、ブラブラできます!
アメリカ到着(アメリカの乗継ぎ空港)
飛行機はアメリカに国際線または国内線として到着します。
ここで行うことは、次の日本に向けての飛行機のゲートに向かうことです。
航空会社が変わる場合は、ターミナル移動も必要。この場合、空港内を専用のシャトルバスまたは電車で移動することになるかもしれません。
ここでの(アメリカの乗り継ぎ空港)預け入れ荷物のピックアップは必要なしです。
ニューアーク空港ではターミナル間を、空港内を行き来する無料のモノレールで移動しました。
アメリカ出国(アメリカの乗継ぎ空港)
目的のターミナルに到着すると、ここでもまた飛行機に搭乗するためのセキュリティチェックがありました。
このニューアーク空港では、警察犬によるセキュリティチェックも。
2人ずつ指定されたエリアを歩いていくと、警察官ににつれられた警察犬が匂いを嗅ぎによって来ました。
この警察犬たちは主に爆発物検知のために働いています。
ニューアーク空港からニューヨークダウンタウンまで20km弱、他の空港よりセキュリティチェックが厳しい様子。
このあと、再び通常のの手持ち荷物と人のセキュリティチェック。
このセキュリティチェックが終了すると、ゲートへ移動し日本行きの飛行機の搭乗を待つだけです。
まとめ
出発前に以上の流れを頭にいれておけば、カナダ出国もアメリカでの乗り継ぎもスムーズにいきます!
カナダからアメリカ経由で日本帰国、またはカナダからアメリカに旅行に行くというどちらのパターンにもあてはまります。
-
必ず旅行前にESTA申請(アメリカ入国72時間前までに申請)
- 空港に出かけるときは十分時間に余裕を持つ(最低2時間前には到着)
- U.S. Check-in/アメリカ出発カウンターでチェックイン(カナダの空港にて)
- SECURITY SCREENING/セキュリティチェック(カナダの空港にて)
- U.S. Customs/アメリカ入国審査(カナダの空港にて)
- アメリカ行きのゲートへ(カナダの空港にて)
- アメリカ到着(アメリカの空港にて)
- アメリカ出国(アメリカの空港にて)
この旅の続きは、次の記事で(^^)
日本帰国時の健康保険に関しては次の記事をどうぞ!