ハグって聞いたことありますよね?
「自分の子どもが小さい頃だったらともかく、家族や友人と人前であまり堂々とハグってしないのでは」という文化で私も育ちました。はい、日本のことです(^^)
そしてカナダでいきなりハグをされる洗礼を受けることに。
『いらっしゃい!』『久しぶり!』『また今度!』『きっと大丈夫だよ!』『よく、頑張ったね!』『おめでとう!』『こんなことになっちゃって、残念だね』『ごめんね』本当にいろんな場面で挨拶とともに私よりもずっと大きい人たちに、ギューとハグされました。
ハグってお互いに身体を傾けてのスキンシップですが、最初のうちは私の体はぎこちなさでたてに一直線だったと思います。どちらかと言うと、引いていたかも、、、、
今ではハグに対する態度も代わり、ハグした後の癒されて安心した感じが大好きになりました!信頼してたり自分の好きな人とハグすると緊張が緩んで、自然のストレス解消法となることが科学的にも証明されています。
もくじ
ハグして安心、ハグは簡単なストレス解消法!
小さな子が転けたり何かを怖がって泣いたりしている場面。ちょっとの間ギューと抱きしめて「大丈夫だよ」とか声をかけてあげるとしばらくすると泣き止みますよね。
他の人の体の温かみを感じ、体も気持ちも徐々に安心します。
ハグって簡単に説明すると、子どもでも大人でもこういうことが体と気持ちの両方に起きるんではと私は思っています。
家族、仲のいい友達とハグをすると安心した、癒された、気持ちが落ち着いたと感じたことはありますか?
ハグはとても『大きな愛情の表現』です。言葉では言い表せない感情、気持ちをハグを通じて相手に愛と一緒に届けるのです!
家族、友達同士だけでなくまた恋愛関係の間がらでももちろん同じくです。
ハグして「幸せホルモン」オキシトシン分泌
大切な人とハグをすると「幸せホルモン」「抱擁ホルモン」または「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌されます。
好きな音楽を聴く、おいしいものを食べる、楽しいと思うことをするなど、人が気持ちいいと感じているときにオキシトシンは増えます。
そしてオキシトシン分泌のために『他者との触れ合い』がより効果的だと分かってきたのです。
オキシトシンが分泌されると血圧の上昇も抑えられ、孤独感、孤立感そして怒りなどのストレスを消して幸せ感を与えてくれます。
そして体もリラックスするので筋肉もほぐされ緊張感も取りのぞかれます。
ハグをするのもされるのも、何だかいいことずくめですね!
こうして科学的にもハグの効果が証明されています。
カナダでのわたしのハグの経験、そして気ずき
最初に書いたように、はじめのうちはカナダに来てからハグをされると反応がかなり不自然になっていました。
相手は親近感を見せてわたしに近付こうとしてくれているのに、何だか申し訳なくて『ごめんなさい、ハグに慣れてなくて、、、、』と誤っていたこともなんどもあります。
やっぱりハグに慣れていませんでした。ハグを与えることはもちろん、ハグを受け取ることもかなり不自然。
その上、フレンチカナディアンの人たちはハグのすぐ後に両方の頬をわたしの頬に片方ずつ擦り寄せます!
それがご挨拶、わたしの身体はカチカチに(*^^*)
周りの色々なハグを数年見続けて気がついたことはハグが表現しているのは
- 親しみやすさ
- 愛情
- 友情
- 思いやり
- 応援
- 癒し、なぐさめ
などと言葉ではうまく言い表せないことだと気がつきました。
知り合いのお通夜に出席した時は、会場のそこら中で長いハグの光景が見られました。こんな場面ではハグは言葉よりもずっとインパクトがありました。
うちでは子どもが小さな頃はよくハグしていましたが、中学生になった頃から回数は減りました。
今では泊りの旅行に行く前には、「気をつけてね」ハグ。テストある日に学校に出かける時に「うまく行くといいね」ハグ。みたいな感じでしています。
友達の一人は、時々嫌なことがあったり落ち込んだりすると「ハグに行っていい?」と言って遊びに来ます。しばらく話して、最後はもちろんいつも長〜いハグ(^^) お互い気持ちが落ち着きます。
この友達からのわたしのスマホに届くメッセージの終わりはいつも、XOXO
これはXがハグ、Oがキス。ハグと投げキス2回が「じゃあね」です!
子ども、親しい友達と安心ハグしてみる?
なかなかいいと分かっていても照れ臭くなってしまうハグです。
子どもさんとはハグしていると思います。もしあまりしていなかったらドンドンしてくださいね。子どもを落ち着けるというより、自分がふっと優しい気持ちになりますよ。
仲のいい少し遠くに住んでいてなかなか会えない友達。
会う機会があり、お別れの時。少し悲しいけどハグすると、「大丈夫!いつも気持ちは繋がってるし、またすぐに会える。」という前向きな気持ちになれるような気がします。
もし機会があって照れなかったら試してくださいね!
こちらの方でも家族同士でハグしようと言っています。
「家族が大切」っていう友人たちがみんな持ってるカナダ流「家族の掟」とは?
効果抜群ストレス解消法、ハグして健康になろう!
文化の違いがあるとはいえ、アメリカの有名な心理療法士のバージニア サティアは、
私たちがなんとか生き延びていくためには4回のハグが、今の状態をうまく維持していくためには8回のハグが、成長していくためには12回のハグが毎日それぞれ必要。
と言っています。毎日何回、ハグしてますか?
XOXO かな子