この頃はニュースといえば新型コロナ関係。
状況が数日ごとに変わり、カナダ政府のトルドー首相、わたしが住んでいるオンタリオ州のフォード知事もひんぱんに記者会見を開いています。
なるべく記者会見は見るようにして、
- 個人的にこの状況でできること
- 制約されていてできないこと
- カナダ全体での状況
- わたしが住んでいる自治体の状況
- カナダ政府の政策
を理解しようとしています。
オンタリオ州では3月12日(木曜日)午後に、「3月16日(月曜日)から3週間の学校休校」が発表されてからちょっとしたパニック気味になりました。
今回は、
- 新型コロナ関係のオンタリオ州現地事情
- ローカル情報を手に入れる方法
をお伝えします。
もくじ
新型コロナ関係のオンタリオ州(トロント、首都オタワを含む)現地事情
オンタリオ州(トロント、首都オタワを含む)は3月17日に緊急事態宣言(a state of emergency)を出しました。
学校への影響
・幼稚園~高校
3月16日から3週間の休校(3月12日発表)、そして新たに休校が5月4日まで延長されることに(3月31日発表)。
先生の方針によっては、オンラインで宿題を出しているクラスも。
休校が長くなりそうなので、これからはオンラインを利用しての授業も始まるのでは?
・大学
3月16日から数日の準備期間後、授業は完全にオンライン体制になりました。
この形態が今期の終了(4月後半)まで継続されます。
大学の寮に入っていた生徒たちは、すでに自宅に帰りました。(事情があってどうしても帰れない生徒はそのまま寮に残っています。)
オンタリオ州から要請されていること
- 必要以外の用事で家から外出しない(医療関係に関する、食料品買い出し、散歩、近所で外出できない人の手伝い以外)
- 外出しなければならない時は周りの人と2m以上の距離を置く
- 洗剤で手を洗う、咳やクシャミは腕を曲げてひじの内側で受ける、目・鼻・口をなるべく触らない、体調管理が良くない人との接触は避ける、体調が悪い時は出かけない
散歩をすることは大丈夫なので、天気がいい日には大勢の人たちが一人または家族で歩いています。
人とすれ違うときはお互いに距離をとり、近くにならないように。
とにかく「家にいる/Stay Home」と繰り返し、繰り返しいわれています。
緊急事態宣言の影響で閉鎖された場所
- レストラン・バーなど飲食店すべて(テイクアウト・宅配サービスは通常通り営業)
- 屋内の娯楽施設(映画館・ライブを行うすべての劇場)
- 公共の図書館
- 私立の学校
- 公立のデイケア
- すべてのコンサート
- 美容院、美容サロン、マッサージ店など
- 屋外で人が集まる施設(公園の遊具、バスケットボール・テニスコート、スケートボードエリア、ピクニックエリア、アパートごとの共用の公園など使用禁止)
家族以外5人以上で集まることは禁止されています。結婚式も例外ではありません。
お葬式を行うことは許可されていますが、それでも一度に同じ場所に10人以上集まることはできません。
地元のスーパーの様子
いつも行くスーパーの様子です。
この写真は3月13日に撮りました。(3月12日に学校3週間休校が発表されたのでパニックになった直後)
トイレットペーパーが全部売り切れ。3月30日にもチェックしましたが、トイレットペーパーは1パックもありませんでした。
入荷しても直ぐに売れてしまうのかもしれません。
スーパーでの買い物の時、ここ1~2週間で新たに取り入れられたことです。(スーパーによって多少の違いはあります)
ハンドルに「Sanitized For Your Safety/ 安全のために消毒済み」とシールが貼ってあります。
②スーパーの入り口での入場制限で、外で列になって待つ。前の人が中でショッピングカートをとり、歩き始めたら中に入ることができる。
③人が使ったあとのショッピングカートのハンドルが、殺菌消毒されてシールが貼られている。
④トイレットペーパー、キッチンペーパー、ハンドソープ、消毒液関係が全く棚にない。
⑤冷凍品のピザ・野菜・フルーツがほとんどない。(生の野菜・フルーツはたくさんあります)
⑥買い物をしている人がピリピリしてような感じがする。
⑦カードのみ取扱いが多くなり、現金を扱うレジが少なくなった。
⑧レジ係と買物客の間に大きな透明のプラスチックの仕切りがついた。
地元のローカル情報を手に入れる方法
テレビやオンラインでニュースを見る以外に、もっと身近な地元のローカル情報を手に入れる方法をお伝えします。
わたしはフェイスブックの2つの地元のグループに入っています。
1つはかなり身近な、徒歩や自転車でいけるかなりせまい範囲のグループ。もう一つはもう少し範囲を広げた車で10分以内くらいのグループ。
普段から、
- こういうサービスを使いたいけど信頼できる人を知ってる?
- 携帯を変えたいけどどこのプロバイダーがお得?
- どこどこのお店がセールをしている!
などの情報をよく見かけます。
今回のコロナ関係では、
- どこのスーパーに今日はトイレットペーパーがある?
- 今日のCostcoの込み具合は?
- 公園の子どもの遊具が使えなくなったよ!
- 今でも宅配してくれるスーパーはどこ?
- いつもの散歩のルートに飽きてきたけど、オススメあったら教えて!
など役に立つ情報がどんどん上がってきます。
質問をすると、ほとんどすぐに誰かが答えてくれるという良い点も。
無料で入れるグループなので、住んでいる地域の名前を入れて検索するとわりと簡単に見つかるはず。
子どもの学校の話題も入ってくることもあるので、ローカルな情報を知るのには便利です。
まとめ
そうならないといいとは願ってますが「緊急事態宣言」された状態が長引くかもという可能性も(-_-;)
- 地元のテレビニュース
- 大使館や領事館から送られてくるメール
- フェイスブックのコミュニティグループ
などで確かな情報を集めて、パニックにならないようにすることがこんな状況ではとても大事なのではと思います。
- 新型コロナのオンタリオ州現地事情
- ローカル情報を手に入れる方法
カナダでのコロナウィルス関連記事はこちらのほうもご参照ください。