海外旅行の時必ず覚えなければいけないことは?
- その国のお金の種類、使い方を知る
買い物したいから、これは大事ですよね^^
カナダではカナダドル(Canadian Dollar)が使われ、単位は「ドル」と「セント」。
発音は「ドル」ではなく「ダラー」複数の場合は「ダラーズ」、「セント」は複数になると「センツ」になります。
確かに「ドル」と「セント」、これだけでも面倒くさいですね~
コインの使い方がよくわからずお札ばかり使い、気がつけばお財布がコインだらけにというパターンもよく~あり(^_-)
そんなことにならないためにも、旅行の前に少しだけ現地のお金のことを覚えておくとあとでかなり助かりますよ!
もくじ
カナダドルの種類 紙幣とコイン
カナダドルは$、C$、CADというように表示されています。
お隣のアメリカもドルを使いますが、カナダドルはアメリカドル(米ドル)と同じではありません。
紙幣は、100ドル紙幣、50ドル紙幣、20ドル紙幣、10ドル紙幣、5ドル紙幣の5種類
コインは、2ドル、1ドル、25セント、10セント、5セントの5種類
100セント=1ドル
(C$)はドルのサイン、(¢)はセントのサインです。
カナダドル 紙幣とその特徴
カナダの紙幣は紙ではなく、合成樹脂を使用したポリマーでできています。
簡単に言うと、カナダの紙幣はプラスチックで出来ているのです!表面がツルツルした感じがします。
2011年に、ポリマー製の新紙幣に移行されると発表がありました。この主な理由は偽造紙幣防止のためです。
新紙幣のシリーズは「フロンティア(開拓)」と名前がつけられました。
- 紙幣の透かしの部分に、「半分透明のメイプルリーフと透明の窓」の2つの新しい工夫
- メイプルリーフの部分は背景に光を置いて目を近づけて見ると数字が浮かび上がってくるというセキュリティー機能あり
- それぞれの紙幣の裏側のデザインは「フロンティア(開拓)」シリーズに合った絵となっている
メープルリーフがふんだんに使われてカナダのお札らしいですね!
カナダ政府も「紙幣に特別な匂いはつけていない」と正式に表明するほど噂は広がりました!
こちらは1986年から使われていた「カナダの鳥シリーズ」の$20紙幣。もちろん紙でできています。
エリザベス女王もかなり若い^^こうして比べてみると、歴史を感じますね。
- 約30年前に発行された$20紙幣
- 現在使用されている$20紙幣
(引用 カナダ銀行)
カナダドル 紙幣のデザイン
5ドル紙幣
(引用 カナダ銀行)
- カラー:青
- 表のデザイン:第7代カナダ首相 ウィルフリッド・ローリエ卿、カナダ国会議事堂西側ブロック
- 裏のデザイン:国際宇宙ステーションのロボットシステム、カナダアーム2とデクスター、カナダ人宇宙飛行士
10ドル紙幣
(引用 カナダ銀行)
- カラー:紫
- 表のデザイン:初代カナダ首相 ジョン・A・マクドナルド卿、カナダ国会議事堂内図書館
- 裏のデザイン:大陸横断鉄道とその鉄道網の地図
20ドル紙幣
(引用 カナダ銀行)
- カラー:緑
- 表のデザイン:イギリス女王のエリザベス2世、カナダ国会議事堂の平和の塔
- 裏のデザイン:フランスにあるヴィミー記念塔と戦没者慰霊の象徴のケシの花
50ドル紙幣
(引用 カナダ銀行)
- カラー:赤
- 表のデザイン:第10代カナダ首相 ウィリアム・マッケンジー・キング氏、カナダ国会議事堂中央部分
- 裏のデザイン:北極海で活躍した砕氷船アムンゼン、カナダ北方の地図など
100ドル紙幣
(引用 カナダ銀行)
- カラー:茶
- 表のデザイン:第8代カナダ首相 ロバート・ボーデン卿、カナダ国会議事堂東側ブロック
- 裏のデザイン:医療研究がテーマで顕微鏡を見る研究者、DNAの2重らせん、インスリンの瓶など
カナダドル コインのデザイン
コインの表側は全てイギリスのエリザベス2世女王。
コインの裏側はカナダを代表する動物や、物になっています。
カナダの2ドルコインと日本の500円硬貨を重ねてみたら、ほとんど同じ大きさでした!
それでは、1枚ずつ見ていきますね^^
5セントコイン(ニックネーム:Nickel ニッケル)
(引用 Wikipedia)
- 裏のデザイン:ビーバー
10セントコイン(ニックネーム:Dime ダイム)
(引用 Wikipedia)
- 裏のデザイン:ブルーノーズ(有名な船)
25セントコイン(ニックネーム:Quarter クォーター)
(引用 Wikipedia)
- 裏のデザイン:トナカイ(カリブーと呼ばれる)
1ドルコイン(ニックネーム:Loonie ルーニー)
(引用 Wikipedia)
- 裏のデザイン:ルーン(カナダの国鳥)
2ドルコイン(ニックネーム:Toonie トゥーニー)
(引用 Wikipedia)
- 裏のデザイン:白クマ
もうほとんど見かけなくなりましたが、おまけで1セントコインも紹介します!
メープルリーフが付いてて小さくて可愛かったのに、、、使われなくなって残念です。
(引用 Wikipedia)
- 裏のデザイン:メープルリーフ
カナダドルの見分け方
カナダの紙幣はとてもカラフル。
「おもちゃのお金みたい!」と思ったのが、初めてカナダの紙幣を見た正直な感想でした(^ ^)
5ドルー青、10ドルー紫、20ドルー緑、50ドルー赤、100ドルー茶
カナダの紙幣は色が違っていてとても分かりやすく、間違えることはまずありません(^_-)
よく間違えそうになるのは、10セントと5セント。
5セントのコインの方がなぜか10セントのコインよりも大きいんです。
この2種類のコインを使用するときには、他のコインを使う時よりも注意が必要!
わたしは何度か間違えました^^
時々カナダのコインと一緒に、アメリカのコインが混じってくることも。
アメリカのコインの方が価値が上になります。
アメリカとカナダのコインはそっくり!
カナダ国内でアメリカのコインをカナダのコイン代わりに使う(同額の時)のは全く問題なしです。
カナダドルの使い方
それでは次はカナダドルの使い方です。
コインとしては使われない1セント?
1セント=ペニーの話。
2013年から一般的には使用されないことに。。。
もちろん手元に残っているペニーは使用可能。
カナダ銀行がこれ以上のペニーの発行をやめることにしたのです。
わたしの中では、カナダのペニーは日本の1円とほぼ同じ感覚。
例えると、もう1円玉はなくなるけど、もちろん1円という単位は存在し続けるということ⁇
現金で買い物のとき実際の1セントの支払い方
電子マネー (クレジットカード、デビットカード、オンライン決済)の支払いの時は、ちょうど1セントの単位まで請求されます。
少しややこしくなるのは、現金でお金を払う時です。
1セント単位で切り上げ、切り捨てられます!
1セント単位は「二捨三入-七捨八入」、どういうことかというと0か5に振り分けられるのです。
慣れると大丈夫ですが、最初はかなり戸惑いました、、、
例をあげるとこんな感じです。
値段 | 現金で実際に払う値段 |
25.51 | 25.50 |
25.52 | 25.50 |
25.53 | 25.55 |
25.54 | 25.55 |
25.55 | 25.55 |
25.56 | 25.55 |
25.57 | 25.55 |
25.58 | 25.60 |
25.59 | 25.60 |
この表を頭の中に入れておいてもらえば大丈夫ですが、やっぱり慣れるまでは戸惑いますね^^
カナダドル 紙幣の使い方
日本では1万円札を使うことはごく一般的です。
でも1万円札とほぼ価値が同じ、100ドル紙幣をカナダでは見かけることはほとんどありません。
カナダの人たちはそんなに現金を持ち歩きません。
カード社会といっても言い過ぎではないです。
わたしもお店で50ドル、100ドル紙幣をあまり使用したことはありません。
こういう理由で、小さなお店で100ドル紙幣を使うことはお勧めできません。
断られる可能性もあるからです。
一番よく使われるのは20ドル紙幣。
両替のときは、20ドル紙幣を中心にして10ドル紙幣、5ドル紙幣を混ぜるのがおすすめ。
あまり20ドル紙幣が多くなるようであれば、50ドル紙幣を入れるのもいいかもしれませんね。
カナダドルと日本円の換算
日本円からカナダドルへの交換レートは、カナダドル$1=¥81.26 (2020年12月現在)
日本で日本円からカナダドルに交換すると、およそ¥10000=カナダドル$123ということになります。
日本円からカナダドル、カナダドルから日本円への換算はこちらでどうぞ。
まとめ
- 紙幣は色が付いていてわかりやすい (間違えにくい)
- コインはよく似たものもあり、覚えにくい (間違えやすいので注意!)
- 現金支払いの時、1セント単位は切り上げ切り下げがある
- カナダドルとアメリカドルは同じではない
これだけ押さえておけば楽しい買い物ができるし、お財布がコインだらけになることもないはず^^