カナダのトルドー首相、ニュースとかで見たことありますか?
ここカナダではみんながジャスティン・トゥルードーとフルネームで親しみを込めて呼んでいます。
このトルドー首相、カナダでも色々話題になる人物です。見た目がいいから?いいえ、理由はそれだけではありません。
トルドー首相、日本でもよく聞く二世の政治家で生まれつきのサラブレッド。
それもごく一般の政治家の二世というだけでなく、トルドー首相のお父さんも首相だったのです。
そのため小さい頃からすでにテレビ、新聞に登場して注目を集めていました。
現在では結婚して三人のお子さんに恵まれています。奥様は元モデルでニュースキャスターだったというこちらもまた華やかな経歴の持ち主。
長い間一緒にヨガをしていてお二人ともヨガの上級者。
お互い小さい頃から知っていた幼馴染だそう、、、
マスコミにはよく家族5人で登場します。トルドー首相は仕事と子育てのバランスについて話をしています。
一国の首相が「仕事と子育てのバランスで悩むんだ」ととても身近に感じました。
もくじ
【カナダのトルドー首相】イケメンと言われる理由
カナダのトルドー首相、どうしてここまで代名詞のようにイケメンと呼ばれるのでしょうか?
その理由を探ってみますね。
がん撲滅のためのチャリティーボクシングに参加
まだ首相になる前の2012年のことです。トルドー首相、ガン撲滅のためのチャリティーボクシングに参加しました。
もう一人の同世代の政治家との対戦。
当時、結構話題に登っていました。
結果、トルドー首相の勝利に終わりましたよ。
当然の結果というか、趣味はボクシングなんだそうです!
かなりの腕前、体もしっかり鍛えてるんですねー。
左腕に入ったタトゥー
その時に出されたのがこの写真でした。
腕に入ったたタトゥーもお披露目です!
カナダにいると男女を問わずタトゥーを入れた人をよく見かけますが、首相もタトゥーを。それも大っぴらに見せてしまって!
世界の大統領、首相でタトゥーを入れている方、他にもいるんでしょうか?
23歳の時に地球のデザインを、40歳の誕生日にその地球を抱いたような格好でワタリガラスのタトゥーを追加。
このワタリガラスには特別な意味があります。
カナダの先住民ハイダ族のシンボルなのです。
カナダには今でも多くの先住民が住んでいて、過去から現在に至っていろいろな問題が起こっているのが現状です。
トルドー首相のワタリガラスのタトゥーは、長い間苦しい思いをしてきた先住民のことをいつも忘れないように、そしてその問題に取り組んで行くという決意のように思えます。
政治家になる前は教師、そしてスノーボードのインストラクターも!
トルドー首相は、自分の父親の後を継ぎ最初から政治家になったわけではありません。
ちなみに父親のピエール・トルドーも名首相としてとても有名。
2度にわたり15年間首相を務めています。
トルドー首相、大学を卒業してからしばらくの間、ブリティッシュコロンビア州のバンクーバーでフランス語と数学の教師をしていました。
子どもと関わることが好きなんですね!
バンクーバー郊外のスキー場ウィスラーで、スノーボードのインストラクターもしていたようですよ。
きっとかなりの腕前なんだと思います^^
イカダ下りのガイドをしていたという噂も!
若い頃から色々なことに取り組むのが大好きだったのは確かなようです。
トルドー首相、ソックスにこだわるお洒落さ
いつもよく見かけるのはもちろんスーツ姿が多いトルドー首相。
身長も公式発表188cm、とてもすらっとしていてスポーツで鍛えた体、おまけにとても甘いマスク。
まるでディズニーのプリンス、絵に描いたようなイケメン^^
でもそれだけではありません!本当のイケメンは見えないところまでこだわります、なんだと思いますか?
なんと、ソックスです!
色々な柄のソックスを正式な首脳会談、サミットなどにはいて周囲をアッと驚かせるのがお得意。
一番人々がビックリしたのは2017年5月4日にモントリオールで行われた、アイルランド首相との会談でのこと。
ファンの方ならご存知かと思いますが、5月4日はスターウォーズの日ですね。
” May the Force be With You” (フォースとともにあらんことを)
そしてトルドー首相はなんとR2-D2&C-3PO柄のソックスで会談に臨みました^^
お茶目というかユーモアがタップリ。新しいことにどんどん取り組むのを恐れない姿勢ですねー。
【カナダのトルドー首相】イケメン&イクメンといわれる理由
トルドー首相が2015年にカナダ首相に就任したとき、もうすでに3人の小さな子どもさんたちがいました。
それからしばしば子どもたちと一緒の家族写真をSNSで見かけます。
トルドー首相夫妻には2人の息子さんと1人の娘さんがいます。
娘のエラちゃんには、「将来何になってもいい、自分の力を信じれば何にだってなれる。
男女差は全く関係ない」というアドバイスをしているそうです。
そして2人の息子ザビエ君とエイドリアン君には、
「男なら男らしく、強くなれという周りからのプレッシャーに押し潰されずフェミニストになってほしい。そして男であろうと女であろうと関係なく僕たちはみんな平等、そして何をするのも自由!」
というアドバイスをしていると雑誌に寄稿しています。
自分も首相の息子として育っているので周りから色んなプレッシャーはあったはず。
自分の経験を活かして、子供達には周りをあまり気にせず強く賢くそしてフェミニストに育ってほしいと願っているようです。
子どもの行事が学校である日は、仕事に遅れるということも。
そして「子育てと仕事のバランスは本当に難しい」とまた真剣に悩むパパなのでもあります。
【カナダのトルドー首相】政治家として
男女の権利平等
男女の権利平等にとても熱心なトルドー首相。首相に就任して間もなくのこと。
新内閣の閣僚を男性15人、女性15人の男女同数にしてとても話題になりました。
記者会見でその理由を聞かれ、こう答えました。
「2015年だから、、、」これを聞いて女性ファンが増えたこと間違いなしです!
LGBTの権利
2017年11月、トルドー首相は首都オタワの議会で演説しました。
「政府、カナダ国民を代表し、LGBTの人たちに対する抑圧をここで謝ります。
申し訳ありません、私たちは間違っていました。このようなことは二度と繰り返しません」と涙を流し英語とフランス語で、「アイム・ソーリー」「デゾレー」を繰り返しました。
首相は、それまでのセクシュアルマイノリティ(LGBT)に対する差別を、公式に謝罪したのです。
カナダ各地で行われるプライドパレードにも毎年家族と一緒に参加しています。
シリア難民受け入れ
トルドー首相は「迫害やテロや戦争から逃げている人たちへ、カナダ人は皆さんの信仰を問わず歓迎します。多様性は私たちの力です」と難民受け入れを表明しました。
フェイスブックの地元コミュニティーグループの投稿で、近所でもシリア難民家族を受け入れていた家庭が何軒もあることを知りました。
カナダ人は心が広いと思ったのをよく覚えています。
大麻の合法化
日本ではあまり考えられませんが、合法化の前から大麻はカナダでは出回っていました。
最初はわかりませんでしたが、カナダに住んでしばらくすると匂いがわかるようになりました。
時々、大麻を公園とかダウンタウンで歩きながら使用している人がいたからです。
子どもが高校生の頃、「どうせ大麻を吸うなら、こそこそと質が悪くて安いのではなく私が調達してきてあげる」と子どもに公言していたママが何人かいました。
それを聞いたとき私は気を失いそうになりました。
「どうせ、一度やってみたいのよ。だったら最初は私と一緒の方が安心だわ!」と。
そのうちの一人は小学校の先生でした!
このときはカルチャーショックで日本とカナダの大麻に対するあまりの温度差を感じました。
新型コロナ対策で財政支援を次々発表
前代未聞の新型コロナ危機でカナダが緊急事態宣言をだす少し前の2020年3月半ばのこと。
トルドー首相夫人のソフィーさんが新型コロナの陽性となりました。
この後すぐトルドー首相も2週間の自宅隔離となりました。
自宅隔離中、毎日にように自宅前から精力的に記者会見を行うのは有名になりました。
ときどきジーンズで出てきたりしていました。
肝心な新型コロナ対策では多くのレベルで財政支援を次々と発表。
新型コロナ関係で仕事に影響を受けた人たちには、気持ちの上でとても心強い素早い措置でした。
遠いところにいる首相というより、身近で私たちと一緒に新型コロナと戦っているという印象を多くのカナダ人たちに与えたのは間違いありません。
隔離中、自宅のキッチンと思われる場所からカナダ国民に「Stay Home!/ 家にいて!」と訴えるトルドー首相。
You need to stay home. And so do your friends and family members. Help spread the word with your own video – and tag your friends to remind them to stay home too. And together, we can #PlankTheCurve. @MichaelBuble and @VancityReynolds – can you help? #StayAtHomeSaveLives pic.twitter.com/f1PQQrzMIK
— Justin Trudeau (@JustinTrudeau) March 23, 2020
カナダのイケメントルドー首相まとめ
娘のエラちゃんとオフィスで
子どもが何年もサッカーをしていたので、サッカーママ友達も何人かできました。
そのうちの一人は政府職員で首相が外遊に出かけると、たまには一緒について行くというお仕事をしていました!
彼女いわく、トルドー首相海外どこに行ってもすごい人気で黄色い声が上がるとのこと。
前任の首相たちとは全く違って、まるでセレブに付き添っているようで移動にすごく時間がかかると言っていました。
こんなイケメンでお茶目、人情溢れる首相のいるカナダに住めて私はラッキーですね^^
首相がこういったタイプのせいか、カナダはかなり自由でリベラルな感じがします。