「2月14日が近づいてくると、日本では女の子や女性たちがバレンタインデーの準備にむけて忙しくなる。」
という話をしたら、カナダ人の知り合いから
と質問されたことから、日本のバレンタインデーの習慣を説明。
日本のバレンタインデー
- 女性から男性にチョコレートを渡す
- この日には女性から男性に告白できる
- 職場などで義理チョコを配る
- 3月14日はホワイトデーで男性がお返しに女性にクッキーやプレゼントを贈る
それに対してカナダ人の友人は、
わたしが今住んでいるカナダと、日本ではバレンタインデーの習慣はかなり違います。
理由は、カナダのバレンタインデーの方が女性が甘やかされる日だから!
今回はわたしが実際に経験した日本とカナダのバレンタインデーの習慣の違いを紹介します!
もくじ
カナダのバレンタインデー 日本と違う7つの習慣
日本のバレンタインデーは、
- 「本命チョコ」女性から本命の男性に贈る
- 「義理チョコ」を職場、知り合いに贈る
- 「友チョコ」友達にチョコレートを贈る
というのがすぐ思い浮かびます。どのパターンも女性から!
男性から女性にプレゼントを贈る
日本では女性から男性にチョコレートを。
反対にカナダでは主に男性から女性にプレゼントを贈ります。
カナダでは夫婦やカップルは80%以上がバレンタインカードなどを交換してこの日をお祝い。
プレゼントはバレンタインカードやチョコレートだけというわけではありません。
2016年にはカナダ人一人につきバレンタインデーの予算平均$164カナダドル!
人気のあるバレンタインデーのプレゼント
・お花(特に赤いバラ)
バレンタインデーに「男性が女性に赤いバラを贈る」
これはカップル同志、そしてシングルの場合は本命だけに贈る特別なプレゼント。
2月14日にバスに乗ったとき、数人の男の人たちが赤いバラを1輪ずつ持っていました。
この後彼女や奥さんにあげるのかなあ。と思ったら何だかほっこり(*´ー`)
バレンタインデーがたまたま土曜日だった年は、夫とレストランに出かけました。
レストランの中は全部カップル!
レジで会計をすませると、”Happy Valentine’s Day!”とお店の人がわたしに赤いバラを1本くれました。
レストランを出るとき、女性のお客さんはみんな赤いバラをプレゼントされていました。
わたしもですが皆さん意外なプレゼントにみんなすごい笑顔!
女性が笑顔なのでペアの男性もご機嫌!
赤いバラの力は1本でもとても強いです(^_^)
やっぱりカナダでは赤いバラとバレンタインデーは切っても切れない関係のようです。
バレンタインデー前と当日には赤いバラの値段は普段の3,4倍になるということ。
日本のクリスマス前のケーキ用のいちごとなんだか似てますね(^^ゞ
・チョコレート&お菓子
日本と同じくチョコもとても人気もの!
日本の場合、本命に渡すのはチョコ。
だから日本のチョコは高級感のある美味しそうなイメージ。
カナダのチョコは、パッケージがハート型が多いし、色も赤やピンクでとてもカラフル!
可愛いのが勝負!みたいなのが多いです。
バレンタインデー近くになると、どこのお店でもチョコを売っている棚は赤とピンクに!
バレンタインキャンディーも同じく。ハート型で、赤やピンクが定番!
・Teddy bears/くまのぬいぐるみ
バレンタインデープレゼントの一つとして大人が大人にテディーベアを贈ります!
たいてい、テディーベアは赤いハートを抱えていてそこには可愛いメッセージが。
よく見るのは、
- I love you! (愛してるよ!)
- Happy Valentine’s Day! (ハッピーバレンタインデー!)
- Be my Valentine! (ぼく/わたしの恋人になって!)
- Let’s kiss! (キスしよう!)
テディーベアにメッセージを言わせてる感じ(^^;)
カナダ人ってクールなイメージがあったけど、こういう可愛いことするのも好きみたい(^^)
またいってしまいますが、わたしにとって本当にこれは意外でした!
・化粧品類
化粧品っていろいろあるけど、バレンタインデーのプレゼントだったらやっぱり
- 口紅
- 香水
- バスオイル
とか?
自分で買えるものより、やや高めでもらったら嬉しいもの。
やっぱり化粧品関係は本命プレゼント。
相手がどういう種類を使っているか、欲しがっているかを知らないと買えないですよね。
・宝石類
バレンタインデーの近くになると、宝石類の広告がたくさん入ってきます。
やっぱりよく売れるんですね!
リング、ピアス、ネックレス、ブレスレット、、、、
もちろん本命用のプレゼント、だって金額も結構高いですよね。
・レストランで夕食を一緒に食べる
2月14日は人気のあるレストランだとなかなか予約が取れません。
早めに準備するか、バレンタインデー前後の週末にずらすしかないです。
カナダでは結婚していたり、真剣に付き合っている相手がいる女性の53%がこういっています。
この発言にはさすがにびっくり!
バレンタインデーの習慣が浸透している証拠ですが、結構思い入れや相手への期待が大きいようです。
カナダではバレンタインデーには男性陣頑張らないと!
それに比べると、日本の男性にとってバレンタインデーは天国ですね(^^)
子どもが小さかったりすると、カップルが夕食に出かけるにはベビーシッターが必要!
バレンタインデーの夜には中高生のベビーシッターが大活躍。
学校でのバレンタインデー
小学校のバレンタインデー
子どもたちが小学校低~中学年の頃のこと。
バレンタインデーの少し前になると、担任の先生からクラスの子どもたちの名前のリストが配られました。
「クラスメート全員にバレンタインのカードを贈りましょう!」
といった感じのイベント。
家でクラスみんなの分のバレンタインのカードを用意。
そしてバレンタインデーの日に学校でプレゼント交換。
小さなキャンディーやチョコなどをつけて。
カナダではほとんど全ての小学校で、ナッツ類の入ったお菓子は持ち込み禁止。
これはピーナツが入っている食べ物を食べたり、ただそれに触ったりするだけで深刻なアレルギー反応を起こす生徒がいるから。
だからピーナツ入りのチョコは禁止。
カナダに引っ越してきた最初の年は、ハンドメイドのバレンタインカードを作りました。
#ad In celebration of @DolittleMovie we created these printable Valentine cards, featuring the darling animal cast! Take the kids to see #DolittleMovie in theaters this weekend, then print these cards for classmates and friends! Details here – https://t.co/hvr1pDVKC7 pic.twitter.com/evDbcIuYAx
— Steph-SomewhatSimple (@SomewhatSimple) January 16, 2020
次の年からは、こういった子どもの学校用のバレンタインカードがどこのお店でも売られていることを発見!
作業がずいぶん簡単になりました。
カードに相手と自分の名前を書くだけでいいから。
時間に余裕があった年は、
- 小さめの折り紙で鶴を作りカードにつけた
これがかなり好評でした(^^)
ある女性は子供のころのバレンタインデーの思い出をこんな風に話しています。
Parents who make their kids’ Valentine’s Day special >>> my mom always gets me something every year whether it’s a card, a teddy bear, etc. So I grew up seeing it as a day of giving and receiving love in any form. Not just romantically.
— Liah (@_princessslili) February 14, 2019
(訳:子どものバレンタインデーを特別な日にする親って?→ → →わたしのママは毎年バレンタインにカードとかテディーベアをくれました。
だからバレンタインデーは恋愛感情だけでなくいろんな愛情を与えたり、受け取ったりする日だと子供のころから思ってました。)
高校のバレンタインデー
Happy #ValentinesDay from Christian Brothers High School! Wishing you a day full of love and friendship ? View more photos from our spirit day at https://t.co/yMfhtwkKuE. pic.twitter.com/7D79WafuMd
— CBHS Sacramento (@CBHSSacramento) February 14, 2019
カナダでのバレンタインデーは高校でも、もちろん大きな行事!
息子が高校生のころ、バレンタインデーの前日に友達と1ドルストアへ。
たくさんの赤やピンクのハートを買ってきました。
どうするのか聞くと仲のいい数人(男子女子両方)のロッカーにハートをたくさん張り付けるのだとはりきっていました(^^)
高校生はティーンエイジャーなので、つき合っている相手がいればもちろん特別なプレゼントの交換もあり。
この日はバレンタインのダンスがある学校もあります。
義理チョコなし
カナダではバレンタインデーに義理チョコはなし。
義理プレゼントもありません!
この日にプレゼントを渡すのは、日頃の感謝の気持ちを込めて渡したい人や友人にだけ。
バレンタインデーの前になるとお店ではたくさんチョコレートを売っているのを見かけます。
でもほとんどが友チョコ用です!
カナダでは友チョコを手作りするというのは聞いたことありません。
ホワイトデーなし
カナダでホワイトデーというのは今のところ聞いたことありません。
ホワイトデーは、一般的にバレンタインデーにチョコレートなどをもらった男性が、そのお返しとしてキャンディ・マシュマロ・ホワイトチョコレートなどのプレゼントを女性へ贈る日とされる。日付は3月14日。
ホワイトデーの習慣は日本で生まれ、中国大陸や台湾、韓国など東アジアの一部でも見られる。欧米やオセアニア、アフリカなどその他の世界ではこういった習慣は見られない。
(引用 ウィキペディア)
ホワイトデーは日本、台湾、韓国、ベトナム、香港、シンガポール、タイ、ミャンマー、カンボジア、中国でのみ行われていますよ。
バレンタインデーには赤やピンクの服を着る
お店は、赤やピンクそしてハートで派手に飾られます!
バレンタインデーには身につけるものも、赤やピンクで華やかに。
子供服では、
「これ絶対バレンタイン用だ!」
と思う赤やピンクでハートマークだらけの可愛いワンピースとか見かけたりします。
ハートマークをいっぱい飾る
うちはバレンタインデーの飾りつけは何をしたか?
ある年、家の中にあるドア全部に1ドルショップで買ったハートを貼りつけました!
いろいろな事を嫌がる2人の息子からは、驚いたことにクレームが出ませんでした。
それからは、ドアにハートをつけるのがバレンタインの恒例に^^
友達は7歳と10歳の子供がいます。
彼女は、去年こんな素敵なことをしました。
- 2月1日から2月14日のバレンタインデーまで、毎日ハートに子どもへのメッセージを書く
- そして毎朝、ドアにメッセージを1枚はる
子どもたちは毎朝、どんなメッセージがドアに貼ってあるか楽しみに待っていたそうです!
どんなメッセージがあったんでしょうか?
- You are so funny! (あなたって本当に面白い!)
- You are awesome! (あなたって最高!)
- You make me happy! (あなたはわたしをハッピーな気持ちにしてくれる!)
- Thank you for being you!(あなたがあなたでいてくれてありがとう!)
- I love you! (あなたのこと大好きよ!)
- I love your smile! (あなたの笑顔が大好き!)
これはお母さんから子供達へのメッセージですが、友達同士、恋人同士でも使えるメッセージです!
バレンタインデーを機会にいつも思っていることを、こんなふうに表現できてすごく素敵だなあと思いました。
彼・彼女なしだととても落ち込むカナダのバレンタインデー
彼氏なしの友人の1人は、2月になってバレンタインデーが近づいてくるととても落ち込むそう。
赤やピンクのハートマークが目につき、2月14日は飛ばしたいと。
バレンタインデーの近くになると、
- どうやって彼・彼女なしでバレンタインデーを生き延びるか?
- 彼・彼女なしでもバレンタインデーに落ち込まない方法
みたいな記事をよく見かけます。
日本と違いカップルがオープンに愛情を表現する日で、それを目の当たりにします。
なので彼・彼女なしだと1年でもっとも嫌な日の1日ということ。
それはちょっと残念、、、
まとめ
カナダの2月は超寒いです。
わたしの住んでいるオンタリオ州・オタワの2月平均気温
- 最高-4° /最低 -13°
これは平均なので寒波がくると、軽く -20°以下になったりすることも(^^;)
そんな寒い中、1月半ばからバレンタインデーまでいろんなところで暖色の赤やピンク、そしてハートは気持ちが暖かくなるホッとした風景です。
今回は、日本とカナダのバレンタインデーの違いを紹介しました!
- カナダ 男性から女性にプレゼントを贈る
- カナダで人気 バレンタインデーのプレゼント
- カナダ 学校でのバレンタインデー
- カナダには義理チョコなし
- カナダにはホワイトデーなし
- カナダ バレンタインデーには赤やピンクの服を着る
- カナダ ハートマークをいっぱい飾る
- 彼・彼女なしだととても落ち込むカナダのバレンタインデー
結局のところわたしの見たカナダのバレンタインデーは?
なんだと思います!
カナダの祝日に関してはこちらの記事をどうぞ!