メープルシロップ食べたことありますか?
あのホットケーキとか、ワッフルにかけて食べる甘いシロップのことです。
世界中のメープルシロップの85%以上がカナダ産だと知ってました?
カナダの文化の一部にもなっているメープルシロップ、カナダの空港のお土産屋さんでは定番です。
こんなに人気のあるメープルシロップ、もちろんメープルの木からとれます。
でもどうやって作られているかはあまり知られていません。
メープルシロップも野菜や果物と一緒で、旬のシーズンがあります。
メープルシロップのシーズンはいつか知ってますか?
もくじ
メープルシロップの作り方 いつ出来るの?
メープルシロップはサトウカエデ(シュガーメープル)などから出る樹液を集め、濃縮させたものです。
樹液だったらいつでも採れそうですが、そうではありません。
サトウカエデが樹液を出す期間が、2月下旬〜4月上旬のみなのです。
雪が溶け始め、昼間は気温が上がる。でも夜間はまだ0℃以下に下がる。
初春のこの気候が、樹液が根から幹の中を上がっていくのに必要な条件だからです。
この期間中、メープルシロップ生産者は直径30cm以上の木に小さな穴を開け、樹液を採取。
色々な条件によって変わりますが平均して1本の木から1シーズン40〜90リットルの樹液が採れます。
メープルウオーターと呼ばれるこの樹液は、2~3%の糖分を含んだほとんど透明のサラサラな水のよう。
短期間のこの作業は特に木に影響を及ぼすこともなく、100年以上樹液を出し続ける木もあるということです。自然の力ってすごいですね!
最初にこのサトウカエデの甘い樹液を発見してシロップを作ったのは北米の原住民だったそうです。
メープルシロップの作り方 どこで出来るの?
カナダのケベック州やオンタリオ州、アメリカのバーモント州の生産がほとんどを占めています。
現在のところメープルシロップの85%以上がカナダケベック州で生産。
きっとケベック州の土壌と気候にサトウカエデがよく合っているんでしょうね。
メープルシロップの作り方 どうやって作られるの?
サトウカエデの木から、初春の短い時期にサラサラの樹液が採れることはわかりましたよね?でもそれはまだメープルシロップではありません。
次はその樹液からどうやってシロップになるかです。
木から採取された樹液はシュガーシャック(砂糖小屋)と呼ばれる小さな小屋に集めらます。
そこで大きな桶の中で糖分2〜3%の樹液を高温で長時間、糖分66%になるまで煮詰めらるとメープルシロップの完成です。
1リットルのメープルシロップを作るのになんと約40リットルの樹液が必要。
だからメープルシロップが貴重なんだね!
シュガーシャックの中はメープルシロップの甘い香りで満たされています。
この時期メープルシロップの生産者は観光者用に小屋の中でメープルタフィーを振る舞います。
メープルタフィーはシロップをもっと煮詰めます。そして水あめ状にドロドロになった液体を雪の上にかけて固めて食べるお菓子です。
一度食べたら忘れられなくなるくらい甘さの塊です!
メープルシロップ どんな種類があるの?
メープルシロップは透明のガラスの容器に入っていると、色に違いがあるということを知っていましたか?
シロップの色、光透過性によって4種類に分類されているのです。カナダに住み始めて、始めて知りました。
簡単に説明しますね。番号が下に行くほど色、味が濃くなります。
- ゴールデン Golden
- アンバー Amber
- ダーク Dark
- ベリーダーク Very dark
早い時期に収穫された樹液からできたメープルシロップほど色がより薄く、繊細な味す。
遅い時期に作られたメープルシロップ( ダーク、ベリーダーク)は色が濃くメープル独特の香りが強いと言われています。
店頭で売られているのはアンバーが多く、カナダ人が家庭で使うのはこの種類が一般的。
お土産用に買うことになった場合、迷った場合はこのアンバーを買うと間違いないです。
シロップの入っているパッケージもかわいい種類がたくさんありますよ。
日本へのお土産にするなら、見た目重視だったらメープルの葉っぱの形をしたビンがおススメです!
ビンは重いし割れるかもしれないことを考え実用的にならプラスチック製の方がいいかもです。
カナダのお土産事情もぜひ読んでみてください。
カナダのお土産12選[食べ物編]カナダ在住の私がオススメするお得な買い方
メープルシロップを使った超簡単でオススメのレシピ
メープルシロップは栄養価が高いことでも知られ、まさしく大地の恵みと言えます。
もし今までに使ったことがないようでしたら、ぜひ試してみてくださいね。
ホットケーキ、ワッフルなどにかけるのは有名です。砂糖類の入っていないプレーンヨーグルトにかけてり砂糖がわりに使う事もできます。
カナダ、アメリカの料理のレシピサイトでメープルシロップを使った料理を見つけました。
とても簡単で美味しいサーモンができ、我が家では月に1回は登場するおなじみ料理です。
メープルシロップとサーモン、これぞカナダ料理!ですがしょうゆが入りみんなに受けるアジア風です。もしよければ、試してみてくださいね。
メープルシロップ 60mL
しょうゆ 大さじ2
にんにく 1かけ、細かく切り刻む
サーモン 約450g
塩、コショウ 少々
作り方
- メープルシロップ、しょうゆ、にんにく、塩、コショウを混ぜておきます。
- サーモンを浅い耐熱性の皿に入れ、<1>を上からかけ漬け込みます。その皿にサランラップをかけ冷蔵庫で30分寝かせます。(途中でサーモンを一度ひっくり返す。)
- オーブン200℃で約20分上に蓋などをせずサーモンの入った皿を入れ焼くだけで完成です。
メープルシロップの作りのまとめ
カナダにとって日本はメープルシロップ輸出国第2位だとか。
カナダのメープル農家からしたら日本は上顧客ですね。
天然の甘味料メープルシロップ、味わいだけでなくその栄養価もますます注目されてきています。
様々な健康効果があるようですが私は、肌の老化予防も期待されるというところに注目してしまいました!
カナダ発の森の恵み、ぜひ味わってみてくださいね!
カナダのお土産人気ナンバー1のメープルシロップがいつ、どこでどうやって作られているか紹介します!