カナダに住んでいて、食事をテイクアウトをしようと思ったらすごくたくさんの種類の中から選べます。
まず一番人気のあるのはやっぱりピザ。ある知り合いの家は、金曜の夜はピザのテイクアウトの日と決まっています。
息子がピザ屋でバイトをしていた時も、週1で同じ人が買いに来るパターンがよくあると言っていました。
そのほかにもテイクアウトは、近所で思いつくだけでもレバノン(中東)料理、タイ料理、ギリシャ料理、ベトナム料理、インド料理、メキシコ料理など。
こういう世界中の料理が気軽に食べれるのも、カナダには世界中からの移民が大勢いるからです。
手軽でテイクアウト一番人気のピザ、二番手は?
わたしは中華のテイクアウトのような気がします。車で少し走ると、いろんな所で中華のテイクアウトのお店が。
「チャイニーズ・テイクアウト」という言葉もよく耳にします。
うちはそんなに「チャイニーズ・テイクアウト」はしないのですが、お店に電話で注文して取りに行くとよく待っている人を見かけます。
今回はカナダで大人気の一つの中華のテイクアウトについて書いてみます。
もくじ
カナダの中華料理ってどんなものか?
わたしは日本にいた時から中華料理が大好きでした。お肉類は少しでも生きていけて、サッパリしたものが好きですが、あのこってりとした中華料理だけは別。
かなり前に、どこかで
「理想は中国人の料理人を雇い、イギリスの家に住み、日本人の妻を持つこと。」
というようなことを聞いたことがあります。
イギリスの家と日本人の妻(わたしもその一人?)の部分はあまりわかりませんが、中華料理好きのわたし、中国人の料理人のところは妙に納得していました。
初めてカナダの中華料理を食べた時、日本の中華料理とはかなり違うなあと思いました。いちばん違うと思ったのは、チャーハン。これは中華料理の中でもわたしの好きな一つでした。
カナダのチャーハンは、「チャーハン」ではなく、「フライド・ライス」と呼ばれます。似ているけど、かなり別物。
使っているお米の種類も違うし、味が違います。少し焦げているような味がして全体的に色が濃いです。
チャーハンはほんの一例ですが、わたしはカナダの中華料理が本場の中華料理だとある時まで思いこんでいました。
ある日、中国から移民してきた人が
「カナダの中華料理は本場中国のとは違って、カナダ人用にアレンジしてあるよ。」と教えてくれました。カナダ人の味覚に合うように、お醤油と糖分が足してあるそうです。
クリスマスイブに中華のテイクアウトをするカナダ人たち
12月25日のクリスマスの日には義理の母が毎年七面鳥/ターキーの丸焼きを作ってくれます。そして親戚が集まります。
12月24日のクリスマスイブの夜といえば、うちの家族だけ。毎年ごく普通のいつも通りの食事をしていました。
ある年のクリスマスイブの夕食に、中華のテイクアウトをしてみようということになりました。
電話をかけると、お店はオープン。そして注文。いつもは注文してから取りに行くのに20分くらいなのにこの日は、1時間近くかかるということでした。
きっとイブの日、人手が足りないんだろうと思っていました。
お店に取りに行くと、かなりビックリ!小さなお店が待っている人たちでいっぱいだったのです。
お店の人の説明によると、クリスマスイブは1年のうちでもっとも忙しい日だとか。
思わず笑ってしまいました。これも中華のテイクアウトの人気度を表しています。
我が家はあれから、クリスマスイブの夜は中華のテイクアウトが定番になりました^^
中華テイクアウトのメニュー
いくつかのメニューを紹介します。
まずはアペタイザーと呼ばれる前菜料理の中の人気者たちです。
チキンボール、春巻き、エッグロール
左側の箱に入っている丸い揚げ物はチキンボールと呼ばれています。中には鳥のムネ肉が小さく切ってあるのが入っていて、外側は衣をつけて揚げてあります。
よくプラムソースと呼ばれる甘いソースをつけて食べます。
右側上は春巻き。右側下はエッグロールと呼ばれています。この二つは割とそっくり。エッグロールの方が皮が厚めで食感があります。
フライド・ライス
日本で言うところのチャーハン、でも見かけも味もちょっと違うフライド・ライス。これはチキンフライド・ライスです。ご飯の色がかなり濃いですね。
でも味は見た目ほど濃くありません。
こんな感じの容器に入っています。
チキンと野菜の炒め物
ナッツも入った野菜たっぷりの炒めもの。ニンジン、ズキーニ、ブロッコリー、マッシュルームなど。マイルドな味で白いごはんと一緒に食べたいです。
写真だと分かりずらいですが、盛り上がるように詰めてくれています。
前菜につけるソースと中華風お醤油
左側がやや甘いプラムソース。右側は少し酢が入って酸味があり、わたしはブラウンソースと呼んでいます。小さなプラスチックの袋に入ったのは中国のお醤油です。
ソースもお醤油もいつも余るくらいたっぷりついてきます。
便利&美味しい中華のテイクアウト まとめ
カナダ人の日常の食生活の一部としてすっかり根付いている中華のテイクアウト。
お店に取りに行くこともできるし、配達もしてくれます。どこのお店でもベジタリアン専用のメニューも10種類くらいのっています。
食べる人数にもよりますが、4〜5人だったら好きなものを2、3種類頼めば十分。次の日に食べれるくらい余ります。わたしはいつも家で白いご飯を用意します。
値段はそんなに特別安くないです。1種類だいたいC$13(約1100円)前後です。
テイクアウトの時にはフォーチュンクッキーも入れてくれます。これは食事の最後にデザート替わりで食べます!
フォーチュンクッキーの中には小さな紙が入っていて、それがおみくじのようになっています。今回出てきたのは、
「You will always be the star at whatever you do.」
いくつかパターンがあって、内容はほとんど全部大吉のような感じです。このフォーチュンクッキー古くから中国でもあったのかはわかりません。
故郷を離れこんな遠くで少し形を替えて人気者になる中華料理すごいです!久しぶりに中華テイクアウトがしたくなりました^^