アイスホッケーといえばカナダ!
というイメージを持つ人も少なくないのでは。
カナダで圧倒的な人気のアイスホッケー。
もちろん他のスポーツを抜いて堂々のカナダ人気スポーツNO.1であることは間違いなしです!
カナダでは小さな子どもからお年寄りまですっかり虜にしてしまうアイスホッケー、日本ではあまり馴染みのあるスポーツではありません。
アイスホッケーシーズンに入ると、それぞれひいきのチームのユニフォームをきた人たちもよく見かけます。
カナダの冬はこのアイスホッケーというスポーツ抜きでは語れません。
9月から4月までのアイスホッケーシーズン。
どのくらいこのスポーツがカナダ人の間で人気があるのでしょうか? そしてアイスホッケーの魅力とは?
もくじ
カナダの人気スポーツNO.1アイスホッケーってどんなスポーツ?
アイスホッケーは名前そのもののごとく、アイス/氷の上で行うスポーツ。
氷の上のスポーツなので当然といえば当然ですが、スケートをしながらプレイするわけです。
でもきっと一度くらいはテレビニュースなどで見てどんな感じのスポーツかはご存知だと思います。特に冬のオリンピックの時とか。
『氷のリンクの上でスケートをはき、手にスティックを持って“サッカー”をするようなもの』
これが一番わかりやすい説明かもしれません。もちろん勝つためには、相手のゴールにボールの代わりのパックを入れます。
やっぱり基本的にサッカーに似てますね。
一度にリンクの上でプレイできるのはゴールキーパー( ホッケーではゴーリーと呼ぶ)を入れて6人。
試合時間は20分✖️ 3ピリオドの合計60分。ピリオドの間にそれぞれ15分の休憩時間があります。
カナダのスポーツ事情についてはこちらの記事もどうぞ!
カナダの人気スポーツNO.1アイスホッケーの魅力
アイスホッケーの魅力は一言でいうと、なんといってもあの凄すぎるスピード感!
選手のスケートのスピードはもちろん、パックの空中を飛ぶスピード!
選手交代のこれまたスピード、このリンク上にのんびりという瞬間は全くありません!
選手同士の激しいぶつかり合いも日常茶飯事!
おまけに全速力でスケートをしてきて相手選手に思い切りぶつかるのです!
それから乱闘になることも時にはあり。かなり危険なスポーツですね。
一度アイスホッケーを見ると、このスピード感と激しさにはまってしまう人が多いといわれています。
例えば、選手が思いっ切りスケートしてきて急ブレーキをかけた時。
リンク脇で見ていると、スケートの刃が止まるために氷を切る時の音がものすごく大きく聞こえてきます。
これは他のスポーツでは味うことができないアイスホッケーの醍醐味です。
カナダ人は自宅やスポーツバーで試合の日、自分のごひいきのチームの応援します。
これはスポーツ観戦万国共通ですね。
カナダ・アメリカのプロのアイスホッケーチーム
(引用 NHL.com)
北米のプロのアイスホッケーチームは現在全部で31チームあります。カナダの7チーム、アメリカは24チーム。
アメリカのチームの選手も、ほとんど半分はカナダ出身。
・Calgary Flames(カルガリー フレームズ)
・Edmonton Oilers(エドモントン オイラーズ)
・Montreal Canadians(モントリオール カナディアンズ)
・Ottawa Senators(オタワ セネターズ)
・Toronto Maple Leafs(トロント メープルリーフズ)
・Vancouver Canucks(バンクーバー カナックス)
・Winnipeg Jets(ウィニペグ ジェッツ)
アイスホッケーシーズンは10月〜4月でシーズン最後に北米1位を競うスタンレーカップが行われます。
このスタンレーカップが終わるといよいよアイスホッケーシーズン終わりとなり日本でもお馴染みの野球、サッカーシーズン突入です。
- 野球 (MLB)
- バスケットボール (NBA)
- アメリカンフットボール (NFL)
- アイスホッケー (NHL)
アイスホッケーもこの1つに入ってますね。
DID YOU KNOW? | 3️⃣5️⃣ players competing at the @USPORTS_Hockey #UCUP2019 in Lethbridge, Alberta this weekend have been part of our Program of Excellence, and each of the 8️⃣ teams have at least one @HC_Men alum on the roster. pic.twitter.com/AtMw8DQC53
— Hockey Canada (@HockeyCanada) 2019年3月15日
カナダの人気スポーツNO.1アイスホッケー 子供たちは?
(引用 CTV News)
カナダ人(特に冬に雪が多い地域に住む)の間ではスケートをすることは、まるで自転車に乗るようなもの。
屋外リンクでベビーカーに赤ちゃんを乗せて、それを押し滑っているパパやママを見かけることがよくあります。
幼稚園くらいの子たちは、もう親と一緒にスイスイ滑っている子が少なくありません。
こんな環境のせいか、子供たちの間では男の子、女の子ともにアイスホッケーをする子が多いです。
一番ちびっ子のグループは、5〜6歳児。小さい子がアイスホッケーのギアを全部つけているととても可愛いです^^
日本で子供たちが、野球、サッカーをするような感じですね。
でも、アイスホッケーをするには、上のヘルメットから下はスケートまで全部自分たちでそろえなくてはいけません。
上から下まで全部揃えるといくらくらいかかるのでしょうか?それら全部を入れる専用のホッケーバッグ、それにスティックも必要ですね。
中古でそろえれば、全部でC$100〜200(約¥8400〜16,800)くらいでしょうか?
全部新品を買えば、物にはよりますがC$400〜600(約¥33,600〜50,400)はかかります。
長男が10歳から7、8年アイスホッケーをしていました。最初は1シーズン続くか?くらいにしか思っていなかったので全部中古で揃えました。
毎シーズン少しずつ、用具を変え最後はスケート靴だけでもC$300〜400(約¥25,200〜33,600)払ったような気がします。
どんなスポーツでもそうですが、子どもの年が上がるに連れて使用する用具も高くなっていくんですよね、、、、、
子どもたちも年齢が上がるに連れ、アイスホッケーを楽しむだけではありません。
アイスホッケー王国カナダです。
中学生くらいから才能のある子達はリーグ、コーチ達に見抜かれてより高いレベルのアイスホッケーリーグに入りプロを目指していきます。
子どもも一生懸命だけれど親もかなり必死!
日本の塾のようにいたるところに、子ども向けのアイスホッケー塾、キャンプ、1対1のコーチングがあります。
子どもの世界でも、アイスホッケーは文化だけれど一大産業だと思うこともあります。
カナダの子どものスポーツ事情についてはこちらの記事もどうぞ!
カナダの人気スポーツNO.1アイスホッケーへの熱い想い
お年寄りから若者そして小さな子どもまで、みんなアイスホッケーが大好きです。
夏が終わり寒い季節がやってくるのはかなり嫌ですが、同時に待ちに待ったアイスホッケーシーズン到来です。
2010年2月バンクーバー冬季オリンピックでのこと。男子アイスホッケーは決勝で宿敵アメリカを破り優勝しました。
決勝戦、対アメリカ。カナダ、バンクーバー地元開催の冬季オリンピック、永遠の敵アメリカ。こればかりは負けられない!
カナダ全人口の約半分1667万人がテレビにかじりついてカナダチームを応援して優勝を願っていたという正式な記録が残っています。
カナダアイスホッケーチームとカナダが一体になった歴史に残る試合でした。
ホッケー=カナダのプライドといってもいいかもしれません。
We rise by lifting others. #MondayMotivation pic.twitter.com/61GBdAUhI0
— Hockey Canada (@HockeyCanada) 2019年4月8日
カナダの人気スポーツNO.1 アイスホッケーを楽しむ
家でアットホームにテレビでアイスホッケー中継を見る、スポーツバーで同じチームのファンと声援を送る、子どもの試合に家族でアリーナで声が枯れるまで応援する。
いくら外がー20℃で北極のようでも、アイスホッケーはカナダ人の心を熱くしてこうして冬を楽しめる季節にしてくれているのです!
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