クリスマスツリーの頂上の星の名前と意味&楽しいツリーの豆知識

An old guy is putting a star on the tree

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11月も半ばを過ぎると、晩秋もとっくにこえてすっかり初冬のカナダ東部。

紅葉の秋もとっくに終わり、あたりはすっかり雪景色。

カナダ東部の11月って晩秋ではなく冬。。。

 

そして次にくる月が12月!

カナダでは1年通して一番みんなが待っている楽しみな月!

 

12月になるといろんなところでクリスマス関係の行事が始まります。

カナダでは多くの家やお店、そしてオフィスなどでもクリスマスツリーが飾られ始めます。

これは日本でも同じですよね〜

クリスマスツリーが目につき始めると、なんだか浮き浮きしたクリスマス気分になってきます^^

 

わたしはショッピングモールとかの大きなクリスマスツリーを眺めるのが大好きだよ!大きくてきれいだよね〜

 

ツリーといえば、クリスマスツリーの一番上にはいつもがついてますよね?

あれは「ツリーの頂上だから適当に星でもつけておこう!」っていう訳でつけられたのではありません。

 

あの星にはちゃんと名前がついてるんだよ!

 

クリスマスのことならなんでも知っているエルフさん!クリスマスツリーの一番上にのせる星の名前と、その意味をわかりやすく説明してくれるかな?

もくじ

クリスマスツリーの頂上の星の名前

nativity set
クリスマスツリーの一番上にある星の名前は「ベツレヘムの星」または「クリスマスの星」っていうんだよ!

ベツレヘムの星

「クリスマスの星」はわかりやすいけど、「ベツレヘムの星」ってなに?って思いますよね。

ベツレヘムの星(ベツレヘムのほし)は、東方の三博士(別名「東方の三賢者」)にイエス・キリストの誕生を知らせ、ベツレヘムに導いた、キリスト教徒にとって宗教的な星である。マタイによる福音書によれば、博士たちは星の出現に霊感を受けて「東方」からエルサレムまで旅をした。

(引用 ウィキペディア

この星はただ単に飾りというだけではなく、宗教的に大事な意味があったんだね!

 

わたしは以前は、この東方の三博士の話はあまり詳しく知りませんでした。

というか、なんか聞いたことあるなあ、という程度。

 

でもカナダに引っ越してからクリスマスの頃になると、この「東方の三博士」の話は毎年見たり聞いたりするようになりました。

 

クリスマスはもともと、キリスト教徒にとってイエスキリストの誕生を祝う祝日

 

カナダではクリスマス前になると、「イエスキリスト誕生の話」の劇を色々なところで見ることができます。

教会の子どものグループ、キリスト教系の小学校などでこの劇が子供たちによりクリスマス前の習慣としておこなわれます。

もちろん親たちはこの劇を見に行きます。

ちょうど日本の学習発表会のような感じ!

その劇の中でこの星の話も出てくるよ。

 

イエスキリスト誕生の話
イエスキリストが誕生した時、東の方の国で今まで誰も見たことがないような星が西の空に見えました。

東方の三博士は、ユダヤ人の王(イエスキリスト)が生まれた事をその星から知り、その方向に旅を始めました。

三博士は星に導かれてベツレヘムへの道を進み、星が止まった下に、母マリアに抱かれたイエスを見つけました。

彼らはイエスキリストに敬意を払い、高価で珍しい贈り物を捧げました。

 

「ベツレヘムの星が東方の三博士をイエスの元に導いた」という宗教上とても意味のある星なんだよ!

 

だから特別な名前で呼ばれ、木の一番トップに飾られるんだね!

 

カナダでのクリスマスツリーの頂上の星について&その呼ばれ方

a girl putting a star on the tree

クリスマスツリーの頂上の星は五芒星(星型五角形)と決まっています。

クリスマスツリーの全体の飾り付けが終わると、最後の大事な仕事として一番上に星が飾られます

小さい子どものいる家は大人が肩車などして子どもに星をつけさせたりすることも。

 

星は「イエスキリストの誕生」のシンボルだからこれをつけるのはとても大事なステップ。

でも実はこの星をのせればツリーを出し飾る大仕事が終わりなので、大人はかなりホッとしています^^

 

大仕事がやっと終わってやれやれ、、、

 

木を買いに行ったり、デコレーションを押入れから出したり。

クリスマスツリーを飾るのは楽しいですが、かなり労力のいる大変な仕事、、、、

 

カナダでも日本と全く同じでこの星は、Christmas Star(クリスマス スター)とか Star of Bethlehem (スター オブ ベツレヘム)と呼ばれています。

正式な名前はあっても普段は「クリスマスツリーのトップに飾るスター」やTree Topper(ツリートッパー)と呼ばれます。

クリスマスツリーの頂上の天使

クリスマスツリーの頂上に飾られるのは、クリスマスの星だけではありません。

星の代わりに、天使が飾られているのを見たことありますか?

 

昔はクリスマスツリーの頂上は星が一般的でした。

1848年にイギリス王室のクリスマスの写真が一般公開されました。

ウィンザー城の中で、ヴィクトリア女王とその家族がクリスマスツリーを囲んだもの。

そしてそのツリーの頂上には星の代わりに天使が飾られていました。

 

その後、一般の家庭でも星だけでなく天使も飾られるようになりました。

 

星は「イエスキリストの誕生」のシンボル。

「イエスキリストの誕生」の時、空には天使が舞っていたと言われているためです。

天使の飾りもやっぱりシンボル的な意味があるんですね!

 

カナダではこの天使はクリスマスエンジェルと呼ばれています。

天使の場合は、電飾になっているのもよく見かけます。(うちもこのパターンです^^)

 

ということで、クリスマスツリーの頂上は星か天使が一般的です!

クリスマスツリー豆知識

old man putting a star on the tree

クリスマスカラーっていうと赤と緑のイメージですよね?

赤と緑の華やかなイメージですが、このクリスマスカラーについても実はまた宗教的な意味があります。

ー赤ー  キリストの血

ー緑ー  永遠に続く光と命

 

クリスマスツリーに使われるのは当然ながら常緑樹。

常緑樹は冬の間も葉を落とさず緑色なので、永遠に続くイエスキリストの命のシンボル

星や天使だけでなくクリスマスツリー自体も大切な意味があるんだね。

 

クリスマスは商業的だけじゃなくて、本当はとても大事な宗教的な行事だってことがわかるね!クリスマスツリーと頂上の星はその大きなシンボルだよ!

 

エルフさんのクリスマスツリーと頂上の星の話、とてもよくわかりました!

 

最後に世界で最も有名なクリスマスツリーの一つを紹介します!

きっと名前は聞いたことがあるかもしれないね!

 

カナダのお隣の国のアメリカ、ニューヨークのマンハッタンに飾られるロックフェラーセンターのツリーです!

1933年から飾られ、約30メートルの高さ。

実際のツリーはノルウェースプルース(ドイツ松)、50,000個のLEDライトで彩られます。

 

この木を選ぶのは大変な作業で、年によっては私の住んでいるカナダの東部までツリーを探しに来ることもあります!

 

毎年感謝祭の直後の水曜日に点灯式のイベントが行われ、1月6日夜までイルミネーションがされます。

 

イエスキリストが誕生した時、星をみて西の方に旅を始めた東方の三博士。三博士がベツレヘムにたどり着き、母マリアに抱かれたイエスを見つけた日。

それが1月6日だと言われています。この日は公現祭(Epihany)と呼ばれ、海外ではこの日が過ぎるとクリスマス関係のデコレーションはかたずけられます。

 

それでは、クリスマスツリーの点灯式の様子をご覧ください!

このクリスマスツリーの頂上の星に注目!

すごいキラキラの光を放ってますよね〜 この星、実はスワロフスキー・スターなんです。

どおりでキラキラして豪華だと思いました!

 

このロックフェラーセンターの「ベツレヘムの星」なんと300万個のスワロフスキーのクリスタルでできているということ!

ぜひ、ぜひいつか本物を見てみたくなった!

 

やっぱり「ベツレヘムの星」はクリスマスツリーの中でとても大切なパーツだと納得。

このスワロフスキー・スター買ったらいくら位するんだろう?と「ベツレヘムの星」の値段が気になったわたしでした(笑)

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